北海道最大級の IT イベント、オープンソースカンファレンス
に参加しました。
イベントの詳細は以下をご覧ください。
オープンソースカンファレンス2017 Hokkaido
https://www.ospn.jp/osc2017-do/
参加したセミナー
サイバーセキュリティの最新動向と経営の役割
最近のサイバー攻撃は「特定の誰かを狙う」もののほか、「ある製品のコントロールを奪う」といった攻撃も出てきております。
具体的には、自動車コントロールシステムの外部乗っ取りなどですね。
サイバー攻撃を受けて個人情報流出などが起これば、その企業や団体は多大なダメージを受けます。
「 競合や自然災害などのリスクのように、サイバーセキュリティも対策する必要があるリスクの一つである 」という認識を持ち、「いくら投資するか」「どんな対策を施すか」を経営層がしっかり決定していくことが必要、と言う内容でした。
もしかして、テストって誰でもできると思っちゃってませんか? 最新のテストの動向を知りたくないですか?
複雑な使用、たくさんのドキュメントで破綻しがちなテストをうまく構築するためのツール紹介をされていました。
テストカタマリーとは ?
STUDIO IBURI(スタジオ イブリ)とは ?
ぜひググってみてください。
今さら聞けない人のためのDevOps超入門
日本仮想化技術株式会社 宮原氏が講師をなさっていました。
次のスライドの内容と同じであったと思います。
https://www.slideshare.net/VirtualTech-JP/devops-71567926
開発も運用も、同じ方向を向いてプロジェクトを改善していこうよという姿勢、大切ですよね。
ZabbixでMastodonを監視する ~Sidekiq/Redisを中心にMastodon健康診断~
さくらインターネット 鷲北氏が講師をなさりっていました。
さくらインターネットさんは、日本最大級のマストドンインスタンスmstdn.jp
のインフラを支援されております。
その支援を行うに至った経緯や、監視についてのお話がありました。
鷲北氏は、Zabbixテンプレートの配布もなさっております。
こちらですね。
https://github.com/ken-washikita/zbx-templates-mstdn
セミナーの中で紹介がありましたが、Mastodonのシステム構成は入り組んでおり、これを監視するのは大変そうですねー。
(実際mstdn.jpは安定稼働しており、トラブル発生時のデータが取れていない、と言うお話もありましたが。)
(たぶん)世界初!?おっさんでも美少女になれる「VRリモートプレゼンシステム」
札幌の人気企業インフィニットループさんのセミナーです。
自社で開発された「VR空間でアバターを使ったプレゼンを行う」というシステムの紹介をされていました。
会場内の若い学生さんたちがずっと爆笑しているような、楽しいセミナーでした。
Raspberry Pi 最新情報と今後の日本の施策について+Raspberry Pi日本生産について
7/18に発売された新製品の紹介など行なっておりましたが、自分は事前の知識がなさすぎて理解が追いつきませんでした。
LT + 閉会式
個性的な方々の LT、楽しかったです。
イベントを楽しむために
- まずは声を出す!恥ずかしくない!
- いつ、何をするかを事前に計画すべし
- OSCといえばカレー
解説
今回私は朝から夕方までほぼずっとセミナーに参加しておりましたが、会場回りは全くの非効率でした。
まず、各セミナーの日程と概要は事前に告知されていますが、私はこれを活用しきれていませんでしたねー。
どうしても聞きたいセミナーが同じ時間で被ってしまうことがあります。
当日時間を無駄にしないためにも、しっかり考えてスケジュールを立てておくとGOODですね。
私はセミナーの日程表がリンクになっていることに気がつかず、セミナー概要ページに書かれていた「前提知識」をチェックしていなかったのでうすが、ここが重要なポイントだと感じます。
また、近くのイーアスでパンを購入してから会場入りしていたのですが、これが結構な時間のロスになってしまいました。
「OSCといえばカレー」が定番のようなので、会場内でカレーを食べるのがベターな感じです。
カレーは朝早い時間で売り切れてしまいます。
売り切れにご注意です!
IT エンジニアにはコミュニティが必要だ
今回特に感じたことは「 エンジニアはシャイな方が多いけれども、自分ごととして関われるイベントは大好きだ! 」ということです。
札幌はいくつか IT 系のコミュニティがありますが、閉会式のLTで富良野の学生さんが発表をしていたとおり、「北海道全域で見ると IT 系勉強会はほとんどない」というのが実情です。
人間はどうしても「普段関わっている人としか関わらない」傾向があります。
私自身一人で作業をする機会が多く、だんだんと「自分が見たこと」「自分が知っていること」が古く、陳腐化してしまっていくと感じておりました。
同じ人間は同じ思考ルーチンに留まってしまいます。
硬直化した人間関係のなかで安住していては次第に「 IT エンジニアが大好きな知的好奇心」を満たせなくなってきてしまうのです。
ですから、もっと IT 系のコミュニティを増やして、人と人とが関わることがとても大切なのですね。
もちろんこれは IT エンジニアに限りません。
「学校だけ」「会社だけ」「ママ友だけ」といった特定のコミュニティだけではなく
「 もっと幅広い人がナチュラルに交流することができる場 」
が増えていくことが大切なのだなと考えました。
こういったことを実現できることも、IT が持っている可能性の一つだと思います。